026 眠れない夜の詩

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夜の帳も下りきって、部屋も心も静寂が包み込む真夜中。
今日という日を終わらせようと、布団に潜り込む。
いつもはすぐに意識を奪われるのに、今日は何故か意識がはっきりしている。

部屋に響く時計の針の進む音を聞きながら、流れる時間を数えている。闇の中に自分だけが取り残されて、周りの時間だけが流れていく様だ。

眠れずにいる間、明日のことを考える。視覚が遮断され、思考が纏まっていく。気付けば日付が変わっている、明日にこんにちは。

次第に夜が更けていき、外が明るくなってくる。暗闇は青空に押されて消えていき、太陽の光が地上を照らす。新しい一日の始まりだ。

夜から朝へ、月から太陽へとバトンは渡された。こうして今日も日々は続いていく。

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