046 マイバイク:SCULTURA TEAM-E(2018年モデル)とその購入店:ニコー製作所について語る

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私はロードバイクに乗り始めて今年で14年目になりこれまで5台のバイクに乗り替えてきた。
ある1台は友人に譲り、次の1台は盗まれ、またある1台は飛行機輪行で壊れるといった様々な理由で交換してきて、今に至る。
今回は現在のマイバイクであるSCULTURA TEAM-E(2018年モデル)について私の思い出も交えて語りたい。

このバイクを手に入れる前の2018年の夏、私はGIANT TCR ADVANCED PRO 1 DISCを購入してイタリアのグランフォンド・ピナレロに参加してきた。1週間のツアープログラムを楽しむ為、私は6日分の有給を会社に通し、結構な迷惑をかけたと思う。

イタリア現地での話はまた別の機会にじっくりお話しするとして、この飛行機で帰る時が良くなかった。帰りの飛行機での荷物の扱いが悪く、荷解きをしてみるとバイクのBB下やシートステーに亀裂が走っていた。エ〇レーツ許すまじ。

兎にも角にも、この壊れたフレームの替わりを用意するべく、地元で10年近く贔屓にしているニコー製作所に相談したのだ。
その時に偶然にもメリダの営業の人が来ていて、SCULTURA TEAM-E(2018年モデル)の在庫があることを教えてくれた。
2015年に宇都宮森林公園での合同試乗会でSCULTURAの取り回しと乗り心地の良さを知っており、更に昨年度モデルとなっていたこのフレームが3割引で買うことが出来ると教えていただき、私はその場で即決した。

そうしてこのバイクに乗り始めてもうすぐ3年になる。
直前まで乗っていたTCRは購入後1ヶ月で壊れてしまったが、私にとっては最初のフルカーボンバイクであり、グランフォンドで使うことでその長距離での使用感はある程度掴むことが出来ていた。

それとの比較でSCULTURAを語ると、バイクをダンシングで左右に振る時の反応性の違いを主に感じた。TCRにより率直で軽快な反応性の高さを感じる一方で、SCULTURAにはトルクへの許容性と安定感を私は感じた。

私は形状や素材の配置がもたらす効果についての専門的な知識があるわけではないので、飽くまで私個人の感覚であることについてはご留意いただきたい。どちらにも甲乙つけ難い高性能を認めた上で、自分にはSCULTURAが合っていると思っている。
因みに、フレーム以外のパーツは無事だったのでそのまま流用している。

そして約3年乗り続けることで、このバイクの特徴の理解のみならず、ある程度普遍的なカーボンバイクのメンテナンス経験を身につけることが出来たと思う。
バイクをポジション出しして買う点ではバイクをライダーに合わせていくものだが、使っていく過程でライダーが育ち、よりバイクに近付いていく点もある様だ。

因みにニコー製作所は「メリダ・グローバル・ディーラー (MGD)」契約販売店であり、メリダ・インダストリーからその技能の確かな認定を受けている。
創業1921年で、元はオリジナルブランドのフレーム製作を行なっていたことから、“製作所”の名前が来ているのだろう。
フレーム製作をしてきた会長や、その姿を見てきた店長、そして彼らの人柄に惹かれて集まった若いスタッフの視点や知見が集まってこのショップは成立している。
非常に信頼のおけるショップなので、是非とも名古屋市在住の方々には通ってもらいたいと思う。

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