082 「3日目:博多編① 博多元気一杯!!」拘りのスープと麺の相性について語る

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旅初め2022-福岡への旅立ち-
3日博多編① ×全国グルメレポート⑤

博多元気一杯!!

その2:082 「3日目:博多編① 博多元気一杯!!」拘りのスープと麺の相性について語る

そのスープは非常に濃厚でありながら、塩味が優しく、本当に豚骨だけでスープを取ったのかと不思議に思う程の旨味を強く感じたのだ。
油滴が浮きながら舌にベタつく脂っぽさのない、雑味のない洗練された味わいは唯一無二の特徴ではなかろうか。福岡県内外で、様々な博多ラーメンを食べてきたが、これ程の濃厚さと雑味の無さは経験したことがないと自信を持って言える。

鰹と昆布の合わせ出汁の様に、足し算もしくは掛け算の相乗効果で味に幅広さと深みを出す方法があるが、このスープからは日本酒で言うところの米の磨きによる雑味を削ぎ落とした、引き算の美学を感じた。

そして更に驚くべきことに、多くの博多ラーメンが持つ、豚骨スープ特有の臭いがほぼないのだ。
味の良さは勿論だが、実はこれこそが博多ラーメンの替玉文化に最もマッチしている利点ではないかと私は思っている。
食べると小麦の香りがしっかり感じられる麺と、それを臭いで上書きすることなくスープが絡むという、素晴らしい作りだ。麺やチャーシューも幸せだろう。

豚骨ラーメンを食べても臭いがつきにくいというのは、女性にとっても嬉しいことではなかろうか。
デートのランチにも気兼ねなく食べられる豚骨ラーメン、良い売り文句かも知れない。

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