095 東北夏祭り 4日目 青森市・青森ねぶた祭り②祭り編

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笛と太鼓の心を揺さぶるビートとリズムが令和4年のねぶた祭りの開幕を告げた。私も初心の勝手の分からなさと幾分かの気恥ずかしさを抱きながらも、見様見真似でステップを踏んでみた。
ラッセーラー、ラッセーラー。一、二、三、四。私は跳人の踊りとしてポピュラーなけんけんの要領で、片脚2回ずつのステップを踏んでみた。
次第に動きが馴染んできて、中盤からは同じリズムの違った動きも入れてみた。具体的にはU.S.A.と江南スタイルだが、その時代の人と思しき年齢の人の前で使ってみたところ、驚きと笑いの良い反応をいただいた。
時々、ポカリスウェットを入れた紙コップをもらって補給しながら、市街をねぶたを率いて跳ねていく。さながらロードレーサーや駅伝走者の気分だ。

跳ね回ること2時間弱、大通りに凱旋すると、一緒に踊った跳人と互いの健闘を讃えて拍手を送り合った。沿道に集まった観客の皆様からも喝采を浴び、疲れと安堵の中で誰もが自然と笑顔になっていた。
ゴールに到着した後は、戻ってくる他のねぶたと跳人に声をかける。
「ねーぶたーのーもんどりこぉーっ!」。戻ってくる彼等を出迎えて声を張る。全てのねぶたが戻ってきた後は、各自の倉庫へと引き上げていった。

最後にグループの記念撮影と、個人的な撮影希望者の声に応えて解散した。しかし、最終日のねぶたはこれで終わらない。次は夜からのねぶたの陸奥湾上の海上運行及び花火大会が行われるのだ。

ここでは跳人の出番はなく、私も一観客として海上運行及び花火を見守った。花火を見ている夜は、昼間と打って変わって随分と涼しかった。青森の短い夏が過ぎていくのを感じて少しの寂しさを思いながら、今年のねぶたの最後の舞台を目に焼き付けようとした。
ただ一つの心残りは、ここでも有料観覧席の設定があることを知らず、チケットの抽選をしなかった為に、間近では観られなかったことだ。
もし間近で観られていたら、悠々〇〇に動画を掲載していただろう。次回は必ず、有料観覧席に応募しよう。

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