103 年始の悠々〇〇近況 ④南房総の旅立ち、そして友人との新年会へ

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1月6日。今回の2泊3日の南房総の滞在の最終日は、勝浦朝市とその側にある遠見岬神社を訪れた。
神社まで登っていき、そこから見えた海への道を辿り、たどり着いた八幡岬公園から太平洋を見晴らした。
房総半島から見渡す太平洋にもこれで暫しの別れかと思いながら、冬の落ち着いた海面を見ようとしたら、そこには日清・日露・太平洋戦争で戦死した人々を鎮魂する忠霊塔があった。

静かな海を眺めていられるのは、現在の日本が平和であるからに間違いない。
もし戦時であれば、穏やかに海を眺めていられるはずもなく、私も海の外へと戦いに向かわなければならなかったことだろう。
もしも戦地へ出て行かず、国内で海を眺めていたとしても、それは海の向こうへと出て行った誰かの帰りを待つ等、決して心穏やかな心境ではなかっただろう。

現代でも海の向こうの幾つかの国では戦争は行われており、日本もこれから先、戦火に巻き込まれることなく居続けられる保証などないのだろう。
戦いたくなどないのだが、攻め込まれれば否が応でも争いは避けられない。だからこそ、戦争という最終手段へともつれ込まない様にする為の戦争回避についてだけは、人の理性と日本の政治に期待したい。

そうして海を眺めた後、海岸線を走っている内に、午前の時間は終わり、房総を去る時間が近付いていた。最後に昼食をここで食べようと思い、初日は売り切れで入ることができなかった寿司屋のおしだり寿司で刺身定食を食べた。
一時的に客が少なくなっており、奥間で従業員の一族が集まっており、何か新年のお祝いの様な席を設けていた。

南房の海の幸を刺身定食でいただき、初日の心残りを解消した後、私は輪行で新宿へと向かった。その日の夜は大学生時代の友人達との新年会で久々に会う話がついたのだ。
彼らの内、二人は地元が東京からかなり離れた場所なのだが、今回の年末年始は地元に帰らず、東京に残っていてくれたおかげで今回の新年会で会うことが出来たのは僥倖だった。
その日のお店はゲストハウスで知り合った人に教えてもらった居酒屋「どん底」を初訪問した。名前を聞いた時、地下に向かう形かと思ったが、三階建の居酒屋だった。

各階に担当のスタッフがおり、彼等がDJとなって店の雰囲気を見て、もしくは客のリクエストを受ける等で音楽を変えていた。
しかしそれにしても、まさか「コンピューターおばあちゃん」を聴けるとは思わず、加えて客の皆が知っていて歌えたのは更に想定外だった(笑)。

話を戻して、その友人達の中でもお互いに離れていながら、特に親交が深いKちゃんの奥さんが妊娠した話を聞いた時は、とても素晴らしいことだと思ったものだ。
大学では一緒の組に所属して、授業や宿題で互いに助け合い、旅行や釣りに行ったり、共通の友人の話やお互いの昔話で盛り上がったのをよく覚えている。

この記事を書いた5月の時点で、既に無事に女の子が産まれたとの話があり、本当に良かったと思う。
近々、Kちゃんにはまた会いに行こうと思っている。彼と奥さんへのお祝いをしたいものだ。

結婚祝には3年前の菊正宗酒造の酒蔵見学の後に記念館の直売店で購入した日本酒を贈った。正式名称は忘れてしまったが、菊正宗酒造のブランド『百黙』の中でも、杜氏が拘って作ったと言う実に旨そうなものだった。今度は自分でも飲んでみたい。

出産祝なので、今度は子どもにこそ喜ばれるものが良いのかも知れない。読者の皆様にも考えを伺いたく、問い合わせフォームやInstagramから連絡してもらえると嬉しく思う。

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