109 北を目指して300kmー北海道ライドー ②留萌編

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北海道2日目、ここから私の旅が本格的に始まった。天気は快晴。道も広く、札幌市を出て石狩市に入る頃から、信号の数は激減し、ひたすら広がる田畑と自然の中を突き進み始めた。
広がる道の先に期待を抱き、ついついペースが走ってしまった。いつも通り6Kg程の荷物を抱えながらも、1時間ペースでの自己新記録を更新する程度に、体調も精神面も上向きだった。

この日は札幌から留萌までの約120kmを走った。
最初の休憩は昨日にK君に教えてもらった道の駅・あいろーど厚田で、昼食ににしん丼とにしん蕎麦のセットを食べた。
この辺りはにしんがよく獲れるということで、「にしん街道」の標柱が建っている。
にしんは干物の身欠きニシンとして多く出荷された他、肥料としても本州に向けて出荷されていた。

左手に海を眺めながら山を抜けていく景色にも飽きながら、途中の休憩で滝を見つけた。
国道開通記念に「白糸の滝」と命名されたという。
海沿いを走りながら、山中で見つけがちな滝を見つけたのは珍しくもあった。

それからはやけにトンネルが多く続き、一区間で6km弱の長さのものも二つ程あった。暗く、車がスピードを出しがちなトンネルはあまり好きではないのだが、夏においてはクールダウンに大変役立つものだ。補給場所が少なくなった中、体温を下げられたのは助かった。

留萌まであと10km程というところで脚が攣り始めた為、ペースを落としながらも17時前には宿に到着した。
気になっていたスパイスカレー屋は夜の部が17時開店のところ、18時に訪れたら既に売り切れていた。客が予定より多かったのか、仕込みが足りなかったのだろう、次回に持ち越しだ。
代わりと言っては何だが、北海道らしく魚介類を食べようと思い、寿司屋のオススメとして紹介された蛇の目寿司に立ち寄った。

ここでも先に多人数の団体が入っていたらしく、品切れのメニューが多かったが、おまかせ握りを注文して様々な北海道の海の幸を楽しんだ。
北海道と言えばの帆立や紫ウニも勿論良かったが、シャコ握りがあったのが印象的で、地元の愛知県では食べる機会が多かったが、北海道で食べたのは初めてだった。

全体的に中々のボリュームで、失ったエネルギーの8割程はカバーできたことだろう。翌日の稚内行きは200km程にもなる長丁場なので、帰りにコストコフェアを行っていたスーパーマーケットで1kg程のバナナを買った。これを明日の1日のライドで全て使い切ろう、そう目標を立てた。

バナナには吸収の早い糖質だけでなくカリウムも豊富で、脚の痙攣対策にもなる。本日の脚攣りの教訓に学び、対策を立てた。

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