048 シリーズ:退職して全国各地の友人を訪ねてみた③横浜市のN君

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退職して全国に散らばる友人を訪ねるシリーズ第3回は、私の最も深いつながりを持つ友人の一人である横浜市在住のN君について。

彼とは中学一年生のクラス内で席が隣り合い、彼からサインペンを借りたことから交流が始まった。当時から彼は優しく穏やかで、席が隣なのもあり、すぐに打ち解けて仲良くなった。
中高一貫校に通っていた為、そのまま高校でも一緒だった。大学は違ったものの、一緒に東京にいたので、よく遊んでいた。

この通り彼とは長い付き合いで、卒業した後もちょくちょく会っている。岡山、四国、伊豆に長野と、旅行も彼とはよく行った。今回はその中から、長野での話を取り上げようと思う。

2020年11月、私は従兄弟を訪ねて長野市を目指した。N君とは長野駅で落ち合い、一緒に彼と善光寺を目指した。
従兄弟と合流してからは蕎麦を食べ、善光寺を拝観し、夕食を食べてからは従兄弟と別れた。

その後、我々は小布施に移動し、昼は葛飾北斎の絵を見たり、桝一市村酒造での日本酒の試飲・購入、小布施堂のモンブランと、王道の観光を楽しんだ。
その翌日は渋温泉とその先の地獄谷まで足を伸ばし、温泉まで楽しんだ上でそれぞれの帰路についた。
この辺りはあまりに盛り沢山なので、別記事でまた詳細に話をしようと思う。

帰路につきながら、私は今回の旅のことを振り返ると楽しい思い出と同時に、旅の終わりの寂しさも感じていた。しかし、別れを惜しみながら、次の再会を楽しみに出来る友人がいることの喜びに気付き、自分が幸せであることを実感した。

そして旅のことを思う時、いつも感じることがある。旅は計画をする最初の時点から、それを実行しつつ予定外のことが起こる過程、そして最後に振り返って思い出したり次の旅を考えるところまで、中身の詰まったものであると。
そしてそんなPDCAの繰り返しが、人生そのものだと感じるのである。

仕事やスポーツ等、人生の様々な場面で私達は結果を求めて試行錯誤し、生きている。しかし、最終的な結果を求め(られ)ながら、実はその過程こそが面白いのだと気付くだろう。
ストリートから活動を始めたアーティストは、小さなライブハウスからスタートしていつかは日本武道館を満席にすることを願うだろう。そして活動初期から支援してきたファンからすれば、その成長した姿を見る喜びはひとしおであり、またその過程にも喜びは詰まっていることだろう。

この悠々〇〇が読者に支えられて、コンテンツとして育っていくのを見るのが、今の私の人生における大きな楽しみだ。
読者の皆様にはこのコンテンツがどうなるのか、
私の人生のPDCAをしかと見届けていただきたい。私もそれを楽しみながら、私の世界観や、ささやかな喜びをお届けしたいと思う。

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