天井

日本語
ENGLISH

今日、私は部屋の天井を見上げていた。
同じ様に上を向いているのに、空を見上げるのとは全く違う気分になる。果てしなく広がる空に対して、部屋の天井のなんと限られた空間だろうか。

朝に目覚めた時は短い間だが、寒さや日々の疲れで布団から中々出られない時は暫く天井を眺め続ける。今日の私のパターンは後者だった。

もはや働く必要もない一日だというのに、普段ならこんな日は嬉々として外を走り回る筈なのに、仕切られ、押し込められた狭い世界に安心してしまっている自分がいた。

何一つとしてやる気の出ない時、休むしかない日は確かに存在して、今日が私にとってそんな日だったのだろう。見慣れた天井にお休みの挨拶をして、また明日。

日本語
ENGLISH
日本語
ENGLISH

【悠々〇〇おすすめ記事】