108 北を目指して300kmー北海道ライドー ①到着日編再発

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7/7、七夕の金曜日。午前中で仕事を片付けて、午後から北海道への旅を始めた。
短冊は掛けていないが、願いは旅の安全、それに尽きる。北への期待を胸に、用意を進めた。
熱気と強風の中、名古屋空港へと走る。この暑さとも暫しの別れと思うと少々名残惜しくもなった。心の余裕とはこういうものか。

名古屋空港には予定通り到着し、輪行用意もスムーズに完了した。そうなってくると残る問題は飛行機の出発時刻だけだ。今回、使用した飛行機には整備が必要な箇所が発見され、部品交換の為に出発が30分程遅れてしまった。

その日の夜に会う予定の友人:K君も少し遅れた為、結果的には友人を待たせることなく合流することはできた。しかしその日の宿のUNTAPPED HOSTELに併設の食事処『ご飯や はるや』は20時で早々にラストオーダーとなり、そこで夕食を食べることはできなかった。
代わりに宿のオススメ『おまつ』にて、自慢の海鮮や牛タン、おでんを食べながら、彼はビール、私は日本酒で乾杯した。

彼には毎夏、私が札幌を訪れる度に会っている。昨年は千歳鶴の酒蔵を彼と一緒に訪れ、買った日本酒で昼から乾杯し、夜には彼の友人との飲み会にも誘ってもらってまた飲んでと、中々飲める友人だ。

今回はもう1人、共通の友人M君とのビデオ通話をしながら飲んでいたので、昨今流行ったオンライン飲み会でもあった。
M君は優しく誠実な男で、今年の抱負や、最近結婚した話をしてくれた。良い意味で、”相変わらず”な安心感をK君から褒められており、私も同感だった。
その一方で、私も彼等2人から”相変わらず”の評価をされたが、その意味するところはどちらかと言うと”(笑)”の意味が多かった様だ(笑)。

おそらく長く読んでいただいている読者の皆様の察しの通りと思うが、悠々〇〇の作者は古くからの友人の間ではこういう扱いなのだ。だが決して悪い気はしていない、私は三枚目を貫こう。そして余談だがK君は中々の二枚目だ。

今回はK君が翌日に仕事を抱えていた為、2次会・3次会に流れ込むことはなく、適度に気持ち良くなってお互いに解散した。
夜の街の交差点、彼は地下鉄に乗り、私は徒歩で宿へと向かう。お互いの明日を背負って行く道は分かれても、またこうして出会える日が来るのを嬉しく思う。

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